いのちの営みを、暮らしの中に
在宅ケアを通して、やさしくあるために
お看取りから、小児まで関わる人への思いやりを育むステーション
柳澤 優子
Yuko Yanagisawa
在宅看護センター Life&Com
(一般社団法人 Life&Com)
神奈川:湘南エリア
藤沢ステーション、亀井野サテライト
(順次拡大中)
奔放さと鋭さと。笑顔と眼差しと。
様々な表情を覗かせる一般社団法人Life&Comの柳澤優子さんに取材しました。
ヒトツギが大切にしている「心が動く時」その1つは、この優子さんとの会話からはじまったものです。経営者としてだけでなく、看護師としてもスタッフと現場に出ている優子さんから発する会話には人の心を動かすチカラがあります。
それは利用者の方を通じてのエピソードであったり、亡くなった後グリーフケアを通じてのご家族のエピソードであったり。それ以上に、スタッフの成長を誰よりも嬉しく思い、喜び、感動している人こそ柳澤優子さん本人なのです。
「優子さんが、Life&Comをはじめたキッカケは?」
私自身、病棟時代に身体抑制や患者さんご本人の願望「食べたい・帰りたい」などのささやかな願いを叶えられなかったことが大きいです。悔しさと憤りがとても強くて『なんでこんな簡単なことも叶えられないんだろう』と。『もっと看護にできることがあるよね』って、ずっと思ってました。その答えを出したくてLife&Comを創ったということが一番大きいです。
「心中察するに余りますが、原動力となった思いは悔しさから?」
『こんなことするために看護師になったんじゃない!』って思いました。
それは、患者さんにとっても看護師にとっても嫌がることをやらないといけない。そんな役割を引き受けて誰も幸せじゃないじゃないですか。頭では必要だとわかっていることもある中で、自分も相手も望む形は『これじゃない』って本音の部分がずっとありました。自分自身に対する『じゃあ、なんのために看護師・医療従事者になったの?』という、その問いの答えをLife&Comで表現しようとしています。
「Life&Comは自分に気付き、表現できる場である。ということ?」
看護師・医療職にとっていいフィールドがあれば、いい看護・リハビリ・ケアができるのではないか、という思いがあるので、そういう場づくりにチャレンジしています。患者さんとの出会いが【ケアリング】としての相互作用を育み、利用者さん・ご家族にとっての穏やかでしあわせな暮らしに寄与できるだけでなく、私たちにとっても成長や誇り、やりがいを実体験することができる出会いがあるんです。
みんなにそれを感じ取って欲しい。スタッフの日々の言動を通じて、成長の片鱗・変化を目に見えて感じれることが私の喜びでもあります。その芽生えをLife&Comで迎えられることが幸せです。
「Life&Com の由来は?どんな場であるのか」
いのちと共に、という意味があります。いのちや人生と共にある。という意味です。どんな場所かは、スタッフ1人1人それぞれに解釈はありますが『出会いと気づきが生まれる場』であることが大切だと思います。私は『教育の本質は気付きである』という言葉が好きで、気付きが起きることが学びにつながる。自分自身で、気付き、学び、変化し、成長をする。そのいのちと共にある場であることを大切に届けています。
「優子さんが、やらない。と決めていることを教えてください」
面白い質問ですね。笑
【嘘をつかないこと】と【言い訳をしない、他人(ひと)のせいにしない】ですかね。これは相手に対してはもちろん、自分自身に対しても。です。最終的に自分を救えるのは自分でしかないので。自分がどう感じているか?それがポジティブでもネガティブでも、ありのまま・あるがままで受けとめていたいです。疲れた、傷ついたと気付いていても強がって『大丈夫』と言ってしまう。これもある意味では嘘をついていることになります。
Life&Comでは本音をさらけ出せる間柄でいいと。それは人を否定するためではなく、自分の弱音も気づき・受けいれてあげるためです。もっとシンプルに感じたことを伝え合える。美しい・優しい・心地いい・楽しいを大切に、一緒にわかちあえる仲間と行動できたら素敵ですよね。
「訪問看護に少しでも興味・関心のある人に伝えたいことは?」
経験を積むことで生まれる【捉われ】みたいなものがあって。
今、学生実習を受け入れていたり、臨床経験が浅い人や若い人とも仕事をし接している中で、考えや感覚などを捉われず比較的素直に感じ取れている気がします。
自分にもそうですし、他人との関わりの中にも気づきを得るには素直な感性が必要で、捉われはその感性の鋭さを無くしていることが多いと思います。今、感じたこと・思っていること。それを良い悪い、正解・不正解に関係なく、言葉で表現できること。例えば、今の働き方・医療従事者としての在り方に違和感や気付きがあれば、それを大事にして行動してみてほしい。
一歩踏み出すということ1回自分の目で見ておきたい。話を聞いてみたいだけでも十分。その気づきの片鱗は成長になっていくと思います。まずはLife&Comに遊びにきてみてほしいです。
求人情報
【企業】
一般社団法人 Life&Com(ライフアンドコム)
【事業所名】
在宅看護センター Life&Com
【勤務地】
(1) 在宅看護センター Life&Com 藤沢
神奈川県藤沢市鵠沼神明5-5-20 鵠ノ杜舎 椚08
(2) 在宅看護センター Life&Com サテライト亀井野
神奈川県藤沢市亀井野4-5-8 North棟 2B
【募集職種】
<正社員:常勤>
正看護師(Ns)
<パート:非常勤>
週2日〜、曜日固定が可能な方は応相談
【仕事内容】
訪問看護を通じて看護師・セラピストのフィールドをもっと広げるというビジョンのもとに、人として魅力あふれる看護師やセラピストがもっと良い看護・リハビリを行える場を。そして患者・利用者の方と同時に自分自身が幸せであることを大切にしています。
訪問看護・在宅看護ステーションでは、基本的な在宅ケアを終末期から軽度の方まで、幅広くケアする組織です。専門看護師や認定看護師が在籍している環境且つ、管理者も訪問未経験からのスタートで当事者意識があるので、個々の成長に合わせた仕事内容を組み立てていくことができます。
【こんな人があってます】
訪問看護の経験の有無はあまり重要ではなく、クライアントの自宅にお邪魔してのケア。そこで重要なものは「環境適応能力」です。素直さ、実直さもさることながら、まずは相手の土俵に立つ。あくまで主役はその家で過ごす人なのだ。という認識を理解できる方が求める人材です。
同調と共感の違いや、目的と目標と手段の違いも学ぶ姿勢のある方は楽しいと思います。
【特徴】
Life&Comは看護師である前に、1人の人としての生き方を尊重してくれるステーションです。立ち上げた柳澤代表自身も、当初は在宅未経験だった思いを経験者・未経験者問わず、目の前の利用者の方や、ご家族はもちろん。今これを読んでいる「あなた」そうあなた自身が幸せをしっかり感じられていること。その土台をしっかりと作った先に本当のケアの形が成り立つ場所になるように日々、成長し続けています。
*
ここLife&Comは人との関わりの温かさや、自分との向き合い方。看護師としての働きがいを想像し創造する。藤沢市で大注目の死に携わりながら「生きる」ステーションです。
【勤務時間】
8:30〜17:30(休憩60分)
【休日・休暇】
完全週休2日制:シフト制
【福利厚生・待遇】
・社保完備
・交通費支給
・有休...勤務半年後に10日。以後、規定に準ずる
・慶弔・年末年始休暇
・ボーナス:決算賞与制 (前年度支給あり)
・試用期間あり(6ヶ月間|試用期間中の減額なし)
・常勤:外部研修参加費年間2万円支給
・全員:旅館・レジャー施設優待券
・パーソナルトレーニング優待利用
・社外コーチへの相談ほっとらいん窓口
【給与・手当】
270,000〜500,000円
+
訪問インセンティブ制
(看護師:100件/月訪問で、80,000円目安)
(セラピスト:120件/月訪問で、120,000円目安)
【補足情報】
・訪問は社用車で基本的に行います
・マイカー通勤可能
・マイカー訪問も応相談(手当あり)
・試用期間あり(6ヶ月)
・試用期間中の減額なし
・受動喫煙に則り、敷地内禁煙